そいねんねの材料と道具をそろえる

木材を買う

SPF材とは

ベビーベッドを作るためにオススメの材料はSPFと呼ばれる木材です。ホワイトウッドやエゾ松などいろいろな名前で売られています。
SPFとはスプルス、パイン、ファーの頭文字をとった略称で、北米やカナダスウェーデン等で生産されています。見た目や性質がとてもよく似ているこれらの木材をひとくくりにSPFと呼びます。
最近良く耳にする2X4建築はこのSPF材を柱として使っているのです。実はSPFはホームセンターで売られている木材の中で最も安価な種類の木材なのです。
なぜ安いのかというとSPFは非常に成長が早く大量生産に向いているためです。また、2X4住宅をスピーディーに建築できるように決められた寸法の木材だけを売ることでさらに値段が安くなっているのです。
 安い木材だからこそ長所と短所をよく理解して使うことが重要です。成長が早いということは木目が浅くて加工性が良い反面、水を吸収しやすくシロアリやカビに弱いのです。
ベビーベッドの材料としてはシロアリやカビの心配がない屋内での使用になるので短所をカバーでき、安くて加工性が良くDIYには最適な材料なのです。

寸法について

1X4(ワンバイフォー)や2X4(ツーバイフォー)というのは木材の寸法のことです。
1X4材とは幅が89mm厚さが19mmということです。
北米の寸法規格なのでインチやフィートを元にした寸法が決められているわけです。
ベビーベッドをDIYで作るのにオススメなのは1X4です。厚さが19mmで、一見頼りなさそうに見えますが正しく組めば大人が乗っても十分な強度が出るので、ベビーベッド作りには最適な寸法です。
長さはというと、6Fや8Fなどと表記されています。1F(フィート)は約300mmです。ムダになってしまう端材をできるだけ少なくするためにはなるべく長い材料を使うべきです。
ですが、長すぎると車にも乗らず、家への搬入も難しくなります。オススメの長さは6F(1820mm)です。最近の住宅は背が高い人でも頭をぶつけないように設計されているので、1820mmでもなんとか室内に搬入できますし、十分長いので端材もそこまで気にならないでしょう。

オススメの寸法
SPF材(ホワイトウッド/スプルース/米マツ) 1X4 6F

SPFの選び方

SPF材は同じロットでさえ品質はバラバラです。綺麗な木も傷ついたり割れている木も同じ棚、同じ値段で売られています。
また、SPF材は価格が安い商品なので屋外で雨ざらしになっているホームセンターもあります。
湿気や害虫に弱い材料なので、できれば屋内で管理、陳列されているホームセンターの方が無難です。
ベビーベッドに使うので一本一本チェックして綺麗な木を選びましょう。チェックの際、簡単に反りを見抜く方法があります。木材の片方の角へ目を近づけ、もう反対側の角を片目で見ると木材がゆがんでいるかどうかを瞬時に判断できます。

選び方のポイント
・反りが少ない物
・節が少ない物
・欠けや割れ、その他欠陥が無い物

無料カットサービスを利用する

ホームセンターによっては木材を購入すれば一本につき1~2カットほど無料でサービスしてくれるところがあります。
ベビーベッドを製作するために必要な部品の長さを下図に表しました。
青線は材料を横へ切断する線を表しています。ホームセンターの無料カットがパネルソーならば同じ寸法であれば何本もの材料を一度にカットすることができます。
図の青線がつながっている部分は一度にカットすることが可能です。効率よく無料カットを使いましょう。ホームセンターで長さを短くすることができれば車での運搬や家への搬入が楽になります。
赤線は木材の長手方向に沿った縦切りです。縦切りは横切りに比べてかなりの労力を要します。手ノコで切断するのは現実的ではありません。丸ノコを準備できなければ無料カットは縦切りを優先的にしたほうがいいかもしれません。
 青線を先にカットし、次に赤線をカットすると総カット数は27カットとなります。一本あたりの無料カット数が2回以上なら全てのカットを無料で頼むことができます。
ただし、精度の問題で縦切りは断られることがあります。どのようなサービスをしているかもホームセンター選びのワンポイントとなります。

ホームセンターのカットサービスを賢く利用するコツ

道具をそろえる

SPF材を加工するには様々な選択肢があります。その中から自分にあった方法を選ぶためのポイントが3つあります。それは 「コスト」「時間」「安全性」です。これらはトレードオフの関係になっていますので、時間がかかっても安く仕上げるといったように、 優先順位を決めると最適な選択肢を見つけることができます。

ノコギリ

手段 店切り 手ノコ 丸ノコ キット材
コスト 0~1000円 2000円 5000円 3000円
作業時間 0時間 10時間 1時間 0時間
安全性 安全 軽い怪我を負う恐れあり 重症を負う恐れあり 安全

まず始めに、木材を適切な長さにカットしなければなりません。大きく分けると「丸ノコ」「手ノコ」「店に頼む」という3つの方法があります。
丸ノコは円盤状の刃が高速で回転する電動工具です。手ノコに比べると驚くほど作業スピードが上がりますが使い方を誤ると重大な怪我を負う恐れがあります。
手ノコは最も安価な方法ですが何時間もの作業時間を覚悟しなければなりません。

ヤスリ

手段 ノコヤスリ 紙ヤスリ キット材
コスト 1500円 500円 2000円
作業時間 1時間 3時間 0時間
安全性 擦り傷を負う恐れあり 擦り傷を負う恐れあり 安全

手ノコでも、丸ノコでも切断面には必ずバリができます。赤ちゃんが肌で触れるベビーベッドなので、怪我をしないようにこのバリを除去しなければなりません。
ベルトサンダーなどの電動工具もありますがベビーベッドの製作のために購入するのはオススメしません。
最も効率がよいのはノコヤスリです。SPFは柔らかい木なので、このノコヤスリで簡単に削ることができます。
材料のカットをホームセンターのパネルソーで行った場合はバリが少ないので紙ヤスリでも問題ありません。

木ネジとドライバー

手段 電動ドリルドライバー ドライバー 電動ドライバー
コスト 4000円 500円 2000円
作業時間 1時間 10時間 2時間
安全性 軽い怪我を負う恐れあり 安全 安全

最後にベビーベッドの組み立てに使う木ネジとドライバーです。このサイトで紹介するベビーベッドの組み立て方は敢えて木ネジを使います。
プロが作る製品はそのほとんどが木ダボや木組みによって作られています。その方が見映えがよく商品性が高まるからです。
ですが、初心者がDIYでベビーベッドを作るならば木ネジで部品を組み上げた方が断然メリットが大きいのです。
そのメリットとはまず強度の高さです。木ダボは部材間に隙間があると本来の強度が出ません。木組みは素人ができるものではありません。
木ネジならば初心者でも十分な強度で木と木を接合することができます。作業にかかる時間も他と比べると圧倒的に短いです。
さらに木ダボや木組みには無いメリットとして、簡単に分解することができるという点が挙げられます。
簡単に木材まで分解できるということは赤ちゃんが大きくなり、ベビーベッドを使わなくなった時に分解して棚や台に作り替えることができ、 資源の無駄遣いを減らすことができるのです。

木ネジについて
本来、木ネジは下穴をドリルで空けるのですが、SPF材の場合細い木ネジを使えば下穴を空けなくても問題ありません。
皿木ネジの2.1X36を使いましょう。皿木とはネジ頭の形状の種類です。2.1はネジの呼び径、36はネジの長さをミリであらわしています。
1X4材の厚さは19mmなので、2つの部品を重ねると38mmとなり36mmの長さのネジを使えばピッタリです。ベビーベッドを一台製作するために必要な木ネジの本数は150本です。