添い寝のよさ

添い寝と一人寝どちらが良いの?

世界人口のほぼ90%の赤ちゃんはママに添い寝をしてもらっています。
一方、一人寝は主に欧米で見られる寝かせつけ方法で、約200年前から始まった文化です。 そして、最近の日本文化の欧米化の中で、ベッドの使用と共に日本でも赤ちゃんの一人寝が行われるようになりました。
個室のベビーベッドで一人寝をさせ、泣き疲れるまで放っておくような育児法で育てられた子供たちは表面的には親からの独立心が高く、 手のかからない子供のように見えます。
ですが、ブランケットやおしゃぶりに異常な執着があったり、あまり感情を表現しなかったりと、 心の奥に寂しさを抱えているような行動が観察される傾向にあります。
このような問題点が認識され始め、最近では欧米でも添い寝やスキンシップを推奨するアタッチメントペアレンティングという考え方がスタンダードになりつつあります。

赤ちゃんの本能

ママと赤ちゃんは何万年も昔から添い寝をしていました。
添い寝は人間の本能に刷り込まれた当たり前の行動なのです。人間の赤ちゃんは何をするにもママの手助けが必要です。
食事や排泄だけでなく心の安定もママの愛情により保たれています。一人寝で寂しく泣く子はいても、添い寝を嫌がる子はいません。
添い寝を求めるのは赤ちゃんの本能なのです。

添い寝はSIDSを予防する

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とは、何の異常もなく元気だった赤ちゃんが寝ている間に突然死んでしまう疾患です。
日本では赤ちゃんの死亡原因の3位となっています。
添い寝はSIDSを発生させる危険な寝かせつけ方法だと警告されていました。なぜ添い寝がSIDSを発生させる危険があるのかというと
お母さんが寝返りをして赤ちゃんに覆いかぶさってしまうという事故が多発していたからです。
確かにこのような危険性はありますが、日本のママは赤ちゃんを押しつぶしてしまうほど太っていない人が多いのでそこまで気にする必要はありません。
それ以上に添い寝がSIDSを防ぐ効果のほうが重要です。アジア系の赤ちゃんは欧米に比べSIDSの発生率が圧倒的に少ないのです。
その理由は添い寝をすることで赤ちゃんの眠りが過剰に深くなりすぎないからです。
赤ちゃんの脳はまだまだ未熟です。覚醒する機能が未発達な赤ちゃんはあまりにも眠りが深くなりすぎると、そのまま覚醒できずに死んでしまう可能性があるのです。
すぐそばにママが寄り添ってくれることで、ママの暖かさや息遣いを赤ちゃんは感じます。
それにより深すぎる眠りに入らせない抑止効果があるのです。

添い寝は心の安定に良い

心の土台は私はママに愛されているんだという実感です。感動したり、他人を思いやったり、 叱られた時に素直に反省したり、心が豊かな子どもは確固たる心の土台に支えられています。
言葉が通じない赤ちゃんとママの間の信頼はスキンシップや笑顔など、日々の積み重ねでできていきます。
もちろん起きている間のコミュニケーションは大切ですが、つい忘れられがちなのが眠っている時間です。 赤ちゃんにとって睡眠は1日の半分以上の時間を占めます。
添い寝をすることで、私はどんな時でもママに守られているという安心感が赤ちゃんの豊かな心の土台を築き上げていくのです。

添い寝は寝つきや夜泣きを改善する効果がある

柵で囲まれた一般的なベビーベッドですんなりと寝付ける赤ちゃんがはたしてどれだけいるのでしょうか?
あまりにもベビーベッドで寝てくれないので、赤ちゃんはお母さんのベッドで添い寝となり、せっかく準備したベビーベッドは オムツやベビー用品置き場になっているという話をよく聞きます。
赤ちゃんの気持ちになってみると、牢屋のようなベビーベッドでは泣いてしまうのは当然です。
大好きなママとずっと一緒にいたいのです。
また、添い寝は夜泣きを少なくする効果も期待できます。夜泣きの原因は様々ですが、 寝つきの改善が夜泣きの減少になることあります。
夜泣きの原因のひとつに、赤ちゃんの睡眠リズムによるものがあります。
赤ちゃんは約50分おきの浅い眠りがやってきます、そしてまた深い眠りに入る時、寝つきと同じ状態になるのです。
ママがスヤスヤとそば寝ていればまた安心して眠っていいんだと赤ちゃんは感じ、また深い眠りに入ることができるのです。これがうまくいかない睡眠環境の赤ちゃんは頻繁に夜泣きを繰り返してしまうのです。